プログラミング言語を学ぶ方法はスクールに通う方法と自分でコツコツ独学で勉強する方法がありますが、個人的にメリットが大きいのはプログラミングスクールに通う方だと思います。
スクールのメリットは大きく3つあります。
- 挫折せずに勉強しやすい
- 転職に繋がりやすい
- ポートフォリオの作成がしやすい
また、その他にもスクールの特徴によって細かいメリットが複数あるので、自分に合ったスクールを選ぶことでより深く実践的な勉強ができるのではないでしょうか。
今回は大きなメリットとスクールを選ぶ際のポイントについて、紹介していきます。
目次
難しいプログラミングの勉強に挫折しない
もともとITの知識がある人でない限り、プログラミング言語を習得するのは容易ではありません。
未経験から独学で学ぶ方法ではかなりの時間がかかりますし、挫折する可能性もかなり高いと言えます。
しかし、ITスクールであれば講師が教えてくれますし、わからないことは質問すれば答えて貰えます。
また、嫌でも勉強する時間ができるので学びを継続する習慣が身につきます。
勉強を習慣化するというのは実際に仕事に就いた後にも必要なことになります。勉強を継続できるということは大切なポイントです。
IT系企業への転職に繋がりやすい
同業種への転職やスキルアップ、副業などを考えているなどすでにIT業界にいるのであれば独学でも問題ないかと思うのですが、全くの未経験や異業種転職をしたくてプログラミングを学ぶのであればスクールを選択することをお勧めします。
なぜなら、縁もゆかりもない所から独学で学び仕事に繋げるのはかなり難しいからです。IT系のスクールを利用した方がスムーズにいきやすいというのは大きなメリットの1つになるでしょう。
スクールによっては企業へのコネクションがあったり、既に卒業生が道を作ってくれていたりします。
履歴書の添削・面接対策も行ってくれる所がほとんどです。先輩や先生の経験談から、トレンドの移り変わりが激しいIT業界の「今」を聞けるのも参考になるのではないでしょうか。
企業へアピールできるポートフォリオが作成できる
スクールで勉強することで、より魅力的なポートフォリオの作成ができます。
ポートフォリオは、面接時やお客様に対して自分の実力やセンスを伝えるためにあります。IT関係の仕事に進む場合は、これがなければ何も始まらないと言っても過言ではありません。
それくらい重要なポートフォリオですが、独学の場合は自分の魅力がしっかり伝わる作品集を作れるかというとそうとは限りません。
ITスクールであれば、ポートフォリオの作り方や作成にあたって相談ができることはもちろん、そもそもそこに載せる為の作品を授業時間で作れます。
スクールでは課題として作品を作りますが、独学だと勉強も1人でして作品も作ってポートフォリオも作らなければなりません。
その時間と労力を考えたらITスクールに通った方が全てを効率よく行うことができます。
ITスクールを選ぶときの7つのポイント
ITスクールやプログラミングスクールはたくさんあり、それぞれに特徴があってどこを選べば良いのか悩んでしまうと思います。
中には悪質なスクールがあることも否めませんが、それさえ避ければ後は「一般的に評判の良いITスクールを選ぶ」のではなく「自分に合ったITスクール」を選ぶことが大切です。
そこで、ITスクールを選ぶ時に見るべき7つのポイントをお伝えします。
ポイント1:どんな人が講師をしているか
ITスクールによっては知識があっても現場経験のない講師が教えているケースもあります。
教えるだけならそれでも困らないのかもしれませんが、やはり現場経験のある人が講師をしている方が、より実践向きの教えをしてくれます。
また、リアルタイムでプログラマーやエンジニアとして仕事をしているという場合はより実践的な現場の状況も聞くことができます。
IT業界は日々進化しています。卒業後は即戦力として働きたいというのであれば、現役エンジニアが講師をしているスクールの方が良いのではないでしょうか。
ポイント2:カリキュラムの受講期間・金額
受講期間や料金はITスクールによってかなり違います。
3カ月〜12カ月程度の期間を設定している所がほとんどですが、現在の仕事や環境によって勉強にかけられる期間や金額は人それぞれです。
せっかく勉強を始めたとしても、最後まで続けられなければ意味ありません。
勉強にかけられる期間や予算を考えた上で、無理のない範囲で通えるスクールを探す必要があります。
ポイント3:カリキュラムの受講形態・受講時間
以前は直接学校的な場所へ行く必要がありましたが、ここ数年の間にオンラインで学習できるスクールも増えてきました。
また、オンラインにもリアルタイム配信や好きな時間に見ることのできる録画配信など、複数の方法を選べるようになっています。
例えば、自宅の近くに通えるITスクールがない場合でもオンラインスクールであれば場所や時間を選ばず勉強ができます。
平日に仕事をしながら学びたいのであれば、夜か土日に授業があるスクールか録画配信をしているスクールを選んだり、勉強に集中できる環境を作りたいのであれば毎日授業に通うタイプのスクールなど、自分の性格やライフスタイルに合わせて選びましょう。
ポイント4:学べる内容・取り扱いプログラミング言語
自分がどういう道に進みたいのかを明確にし、その道に必要なプログラミング言語を扱っているかをチェックしましょう。
スクールによっては古い教材を使っている場合もあるので、最新の内容・言語を扱っているかも要チェックです。
また、その言語を学んで何ができるようになるのかは、1番重要なポイントです。将来のビジョンを明確にして十分に検討してください。
ポイント5:ポートフォリオ制作の支援があるか
先述した通りIT系の仕事に就くならポートフォリオは必須です。
しかし、IT系とは無縁の場所にいた方は「ポートフォリオとは?」という所から躓く可能性があります。
カリキュラム終了後に思った通りの進路に進むためにもとても大切な部分ですので、ポートフォリオに対するサポートがしっかりある所だととても助かります。
もし、現状で行きたいと考えているスクールにポートフォリオに関するサポートがない場合は、授業時間以外に気軽に相談できて教えてもらえる環境であるかはチェックしておきましょう。
ポイント6:IT企業への就職支援・提携先について
エンジニアの勉強をした後は仕事に繋げる事が目標だと思います。
しかし、就職活動めっちゃ得意です!という人はそう多くないのではないかと思います。
特に書類が面倒だったり、面接が不安だったりという気持ちがある人にはサポートのあるスクールがいいのではないかと思います。
履歴書の添削や求人紹介などの就職支援があると、就職活動をあまりしたことがない人でもスムーズに進むと思います。
また、ITスクールによっては提携企業を持っていたり、卒業生が何人も就職しているなど信頼関係が結べている企業を持っていたりします。
中には紹介料を受け取るビジネスだけで卒業生のことを考えていない悪質なケースもあるので優良企業と提携しているかチェックをしてほしい所ですが、自分が行きたいと思っている会社と提携している場合は選ぶ価値があると思います。
もし、副業やフリーランスとして働きたいと考えているなら、フリーランスに強いスクールもあるので候補に入れてみてください。
ポイント7:給付金は対応しているか
ITスクールの中には、「教育訓練給付金」という国の就職支援による給付金の対象となっているスクールがあります。対象となれば受講料を最大で20%支給して貰える可能性があります。
ITスクールの授業料は決して安くないですよね。もし自分が給付金の対象条件を満たしており、支援を受けたいと考えているのなら必ずチェックしておきましょう。
教育訓練給付金について詳しくは、厚生労働省の「教育訓練給付制度」で確認してみてください。
まとめ
メリットの大きいITスクールですが、やはり自分の学び方やライフスタイルに合うかどうかというところはかなり重要なポイントとなってくるでしょう。 合わない勉強方法を無理に続けても、時間やお金を無駄にして結局のところ知識や技術が身に付かないという事態にもなりかねません。 勉強を始める前に、自分が目的とするゴールやそこに到達するまでにかけられる時間、予算などを考えておきましょう。その内容を加味してITスクール選びをすることで、失敗なく勉強を続けることが出来るのではないでしょうか。